結婚祝い編
- 結婚祝いに何を贈ったらよいか困っています
- 親しい間柄であれば、本人に希望を聞いてみるのがよいでしょう。ただし、希望の品が店にない場合や取り寄せなければならない場合もありますので注意しましょう。
また、聞けないときは新生活に必要なもので、そこまでは手がまわらないもの、自分では買えないワンクラス上のようなもの、いくつあってもよいものがおすすめです。
食器類やホットプレート、コーヒーメーカーなどの家電製品などがお祝いの品として人気です。いずれにしても、自分の好みに偏らず、相手の立場に立って選びましょう。
- 引出物にはどんなものを選んだらいいのでしょうか?
- お年寄りや遠方から列席される方々のことを考慮し、かさばらす、なるべく軽いものがいいでしょう。そういう理由から、最近ではカタログギフトの人気が上昇しています。
ただし、地域によってはかさのある品物が喜ばれたりするなど、各地ごとに特徴がありますので、こうした点にも考慮しながら品物を選びましょう。
引出物によく使われるものとしては食器類が多いようです。また、いくつあってもいいもの、自分では買わないけれどあると便利なものなどがいいでしょう。
- お祝いをいただいたのに、披露宴に招待できなかった方へのお返しは?
- お返しは贈られた金額の半額程度のものを。品物は実用品やいくつあっても困らないもの、また、引出物と同じものを贈るのもよいでしょう。
お返しの水引きは紅白の結び切りに。表書きは「内祝」とし、下には結婚後の姓を書き二人の連名で、1ヶ月以内に贈りましょう。
本来なら持参するのが望ましいですが、託送にする場合は忘れずに礼状を添えましょう。また、披露宴の時に祝電をいただいた方にもお礼状を出すことをお忘れなく。
出産祝い編
- 友人の出産祝いにどんな品物をあげたらいいでしょうか?
連絡をうけしだい、早速お祝いのメッセージを贈りましょう。出産後、必要な物はすでに揃えているでしょうから、お祝いの品は6ヶ月~1年後に使えるような玩具や衣類が喜ばれるでしょう。贈る時期は産後1週間から1ヶ月後くらいまでに。とりあえず品物だけ託送し、落ち着いた時期に母子の顔を見に行くのがいいでしょう。
- 【 祖父母 】出産準備の手伝い、ベビーベット、ベビーカー、孫名義の通帳など。ベビーベットなどはレンタルする人も多いので必要の有無を聞いたほうがよいでしょう。
- 【 親類 】出産準備の手伝い、3~4ヶ月後に使う育児用品・玩具など。
- 【 友人・知人 】6ヶ月~1年後に使う衣類・育児用品・玩具・親への紅白のワインなど。
- 出産祝をもらったのですが、お返しはどうすればよいのでしようか?
- 地方によっても異なりますが、時期は生後30日前後が一般的です。隣近所以外は託送でかまいません。金額の目安は、いただいた品の半額~1/3程度です。
身内には子供の写真を添えたフォトスタンド、インテリア漆器、食器などを。友人には好みにあわせた雑貨やインテリア小物など。仕事関係や隣近所なら、鰹節や調味料などの食品やタオルなどの実用品が一般的です。
品物には紅白蝶結びののし紙に「内祝」と表書きしその下に子供の名前を記します。両親の名前で書いた挨拶状を添えるとよいでしょう。
お中元・お歳暮編
- お中元やお歳暮を贈る時期と贈り方を教えてください。
- お中元は、6月下旬~7月15日まで。ただし、旧盆の習慣のある地方などでは8月15 日までに贈ればいいでしょう。また、お歳暮は、12月に入ってから25日くらいまでに届くように贈りましょう。いずれにしても、大切なのは相手への思いやりの気持ちですので、贈る相手の都合にあわせて対応しましょう。
贈り方ですが、特にお世話になった方には相手の都合を確認した後持参して、日頃の感謝の気持ちを直接伝えたいものです。また、百貨店などから宅配する場合は、別便で送り状を出し、品物がきちんと受け取ってもらえるよう配慮しましょう。
- お中元やお歳暮をもらったときのお返しはどうすればよいのでしょうか?
- 日頃お世話になっている方への感謝の気持ちを込めて贈るものなので、もらったからといって、お返しをしなければならないというものではありません。 ただ、心の交流を大切にするためにもお礼の気持ちは伝えたいものです。
ただし、電話でのお礼は、ごく親しい人以外には失礼にあたります。手紙かハガキで礼状を出しましょう。久しく会ってない方にはお礼のほか、近況報告なども書き添えるとよいでしょう。
また、いただきっぱなしでは気がすまないという場合は、誕生日など、何か贈り物をする機会のあるときに、半返し程度のものを贈ってはいかがでしょう。
- お中元やお歳暮は相手が喪中の場合、贈っても大丈夫でしょうか?
- お祝い事ではないので贈ってもさしつかえありません。ただし、喪明け前なら、四十九日をすぎてから贈るとよいでしょう。
- お中元やお歳暮を贈る時期を逃してしまったらどうすればいいのでしょうか?
- 贈る時期が決まっているものではありますが、「感謝の気持ちを伝える」ということが目的なので、時期を逃したからといって贈ってはいけないというものではありません。
お中元の場合、7月15日を過ぎても8月にお盆を迎える地域には8月に贈ってもかまいません。一般的には7月15日を過ぎたら「暑中御見舞」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞」として贈れば大丈夫でしょう。また、お歳暮も、12月25日以降になってしまったら新年の「御年賀」として、もしくは、小正月を過ぎてから立春を迎えるまでに「寒中御見舞」として贈るとよいでしょう。
各種お祝い一覧
下記表は横スクロールでご覧になれます。
送るとき | お返しのとき | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
表書き | 水引き | 表書き | 水引き | |||
結婚祝い | 結婚する本人へのお祝い | 寿、御結婚御祝、祝御結婚、お祝、おはなむけ | 紅白又は金銀10本結び切り | 内祝、御礼 ※新姓名、連名で |
紅白10本結び切り | |
仲人へのお礼 | 御礼、寿 | 紅白10本結び切り ※7本、9本でも可 |
||||
結婚式でお世話になる人への心付け | 御祝儀、寿 | 紅白10本結び切り ※7本、9本でも可 |
||||
出産祝い | 帯祝い | 御祝、御帯祝、戌 | 紅白5本蝶結び | 着帯内祝、内祝 | 紅白5本蝶結び | |
出産祝い | 御祝、御出産御祝、祝御出産、御祝安産 | 紅白・赤金5本蝶結び | 内祝、出産内祝 ※子供の名前で |
紅白5本蝶結び | ||
退院の際の病院へのお礼 | 御礼 | 紅白5本蝶結び | ||||
子どもの祝い事 | お宮参りのお祝い | 祝御宮参り、初穂料 | 紅白5本蝶結び | |||
神社へのお礼 | 初穂料、玉串料 | 紅白5本蝶結び | ||||
お食い初めのお祝い | 御初膳料、祝御食初め | |||||
初節句のお祝い | 御祝、御祝初節句 | 紅白5本蝶結び | 内祝、初節句内祝 | 紅白5本蝶結び | ||
七五三のお祝い | 御祝、祝七五三 祝御髪置(3才の男女児) 祝御袴着賀(5才の男児) 祝御帯解賀(7才の女児) |
紅白5本蝶結び | 内祝、七五三内祝御礼 ※子供の名前と歳を入れる |
紅白5本蝶結び | ||
入園入学のお祝い | 御祝、祝御入学 | 紅白5本蝶結び | 内祝、入学内祝 ※礼状だけでも可 |
紅白5本蝶結び | ||
卒業のお祝い | 御祝、祝御卒業 | 紅白5本蝶結び | 内祝 ※本人から礼状を出す |
紅白5本蝶結び | ||
就職のお祝い | 御祝、祝御就職 | 紅白5本蝶結び | 内祝 ※本人から礼状を出し、近状報告する |
紅白5本蝶結び | ||
成人のお祝い | 御祝、祝御成人 | 紅白5本蝶結び | 内祝 ※お礼の挨拶は必要だが、特にお返しの必要なし |
紅白5本蝶結び | ||
人生の祝い事 | 長寿のお祝い | 寿、祝還暦(61歳)、祝古希(70歳)、祝喜寿(77歳)、祝傘寿(80歳)、祝米寿(88歳) | 紅白又は金銀5本(又は7本)蝶結び ※結び切りも可 |
内祝、○寿内祝 ※贈り主名に年齢を添えて |
紅白5本蝶結び | |
結婚記念日のお祝い | 御祝、寿、祝銀婚(25年)、祝金婚(50年)など | 紅白又は金銀5本(又は7本)蝶結び | 内祝、○婚内祝 ※夫婦連名で |
紅白5本蝶結び | ||
新築祝い | 新築・改築のお祝い | 御祝、祝御新築祝御増築 | 紅白5本蝶結び | 内祝 | 紅白5本蝶結び | |
開店祝い | 開店・開業のお祝い | 御祝、祝御開店(開業) | 紅白又は金銀5本蝶結び | 内祝、開店記念 | 紅白5本蝶結び又は赤1本 | |
お見舞い | 病気 | 御見舞、お慰め、お寝間着料 | 白無地に表書き、紅白5本蝶結び(地方によって結び切り) | 快気内祝、御見舞御礼(全快しない場合) | 紅白5本結び切り又は赤1本 | |
事故 | 御見舞、お慰め | 白無地に表書き又は紅白結び切り | 御見舞御礼、謝御見舞 | 紅白5本結び切り又は赤1本 | ||
送別 | 定年 | ご餞別 | 紅白結び切り | |||
引越し | ご餞別、おはなむけ | 紅白結び切り | ||||
引越の挨拶回り | 粗品、お近づき | 紅白5本蝶結び | ||||
弔事 | お寺・僧侶へのお礼 | お布施、御回向料 | 白封筒 | |||
神社・神職へのお礼 | 御祭祀料、御礼 | 白封筒 | ||||
神父・牧師へのお礼 | 献金、記念献金、御礼 | 白封筒 | ||||
僧侶・神職・牧師へのお食事代 | 御車代、お車代 | 白封筒 | ||||
葬儀・法要などで手伝ってくれた人へのお礼 | 志、御礼、報謝 | 黒白結び切り ※白封筒 |
||||
告別式前後 | 仏式 | 御霊前、御香典、御供 | 黒白又は双銀結び切り、のしなし | 志、満中陰志、粗供養 ※名前は喪家の姓 |
黒白、黄白結び切り、のしなし | |
神式 | 御霊前、御玉串料、御榊料 | 白又は銀結び切り、のしなし | 志、今日志、粗供養 ※名前は喪家の姓 |
黒白、黄白結び切り、のしなし | ||
キリスト式 | 御花料、御霊前 | 黒白結び切り。品物には黒白のリボンをかける | 志、昇天記念、感謝 | 黒白、黄白結び切り ※しなくても可 |
||
法要・年祭 | 仏式 | 御仏前、御供物料、御供物、御香料 | 黒白、黄白結び切り、のしなし | 志、粗供養、○○○弔志 ※名前は施主名 |
黒白、黄白結び切り | |
初盆(仏式) | 御仏前、御供 | 黄白、青白結び切り、のしなし | 志、粗供養 ※名前は施主名 |
黒白、黄白結び切り | ||
神式 | 御玉串料、奉献、御榊料 | 白結び切り | 志、○日祭志 ※名前は施主名 |
黒白、黄白結び切り | ||
キリスト式 | 御花料 | 白黒結び切り。品物には黒白又は青白のリボンをかける | 志、感謝、偲び草 |